サザンオールスターズの「おいしい葡萄の旅」
サザンオールスターズ LIVE TOUR 2019が始まる前に、前回の全国ツアー「おいしい葡萄の旅」を振り返ってみたいと思い記事にしました。WOWOW presents サザンオールスターズ LIVE TOUR 2015「おいしい葡萄の旅」は、2015年4月11日から8月18日まで全国11ヵ所23公演が行われました。50万人を動員して最後は葡萄収穫祭として、22年ぶりの日本武道館で締めくくられました。
管理人は、東京ドームの5月24日に参戦してました。アリーナ席の前から2つ目位のブロック中央だったので桑田さんを画面ではなく生中心で見た幸せ回でした。
おいしい葡萄の旅のセットリスト
- Tarako
- ミス・ブランニュー・デイ (MISS BRAND-NEW DAY)
- ロックンロール・スーパーマン~Rock’n Roll Superman~
- 青春番外地
- イヤな事だらけの世の中で
- バラ色の人生
- Missing Persons
- 平和の鐘が鳴る
- 彼氏になりたくて
- はっぴいえんど
- 天井棧敷の怪人
- ワイングラスに消えた恋
- よどみ萎え、枯れて舞え
- 顔
- Happy Birthday
- 死体置場でロマンスを
- Computer Children
Oh!FRESH!~ドクダミ・スパークのテーマ~ - 栞のテーマ
- あなただけを ~Summer Heartbreak~
- 真夏の果実
- おいしいね ~傑作物語
- Soul Bomber (21世紀の精神爆破魔)
- 01MESSENGER ~電子狂の詩~
- ブリブリボーダーライン
- 道
- 栄光の男
- 東京VICTORY
- アロエ
- マチルダBABY
- エロティカ・セブン EROTICA SEVEN
- ボディ・スペシャルII (Body Special)
- マンピーのG★SPOT
en1. 匂艶 THE NIGHT CLUB
en2. ピースとハイライト
en3. みんなのうた
en4. 蛍
1.Tarako ~ 3.ロックンロール・スーパーマン~Rock’n Roll Superman~
1.Tarako
2.ミス・ブランニュー・デイ (MISS BRAND-NEW DAY)
3.ロックンロール・スーパーマン~Rock’n Roll Superman~
1984年リリースの21枚目シングル。全編英語の歌詞「Tarako」から始まりました。95年頃から応援団に入ってライブ参戦してますが「Tarako」をライブで聞いた記憶は皆無。英語の歌詞がでたらめなのであまり好きではないという桑田さんの発言があったとか。あまり売れなかったけど発売当時は良く聞いていた曲なので、相当久しぶりにも関わらず歌詞もすらすら出てくる。ちょっとした驚きからスタート。
「ミス・ブランニュー・デイ」「ロックンロール・スーパーマン」という、いつもはライブの最後の方で盛り上がる大好きな曲で序盤で一気にボルテージを上げられる。もう幸せでお腹いっぱい。
4.青春番外地 ~ 12.ワイングラスに消えた恋
4. 青春番外地
5.イヤな事だらけの世の中で
6.バラ色の人生
7.Missing Persons
8.平和の鐘が鳴る
9.彼氏になりたくて
10.はっぴいえんど
11.天井棧敷の怪人
12.ワイングラスに消えた恋
新しいアルバムを作ってツアーをやる。このサイクルの繰り返しがやっぱりアーティスト本来の姿である。ツアーは新しいアルバム曲のお披露目会でもあるので、じっくり1曲1曲新しいアルバム「葡萄」の曲を味わいながら聞くことに集中する。
タイプの異なる色々な曲調の歌がこれでもかと続く。ブルースからラブソングまで幅が広い。テンポが小気味いい「バラ色の人生」、バンドとしての温かみが伝わってきて何故か笑顔にさせる「はっぴいえんど」がお気に入り。よかったなぁ。「ワイングラスに消えた恋」では原坊がハンドマイクでダンスを披露するこれまでにない演出が印象的でした。
13. よどみ萎え、枯れて舞え ~ 17. Computer Children
13. よどみ萎え、枯れて舞え
14. 顔
15. Happy Birthday
16. 死体置場でロマンスを
17. Computer Children
Oh!FRESH!~ドクダミ・スパークのテーマ~
「よどみ萎え、枯れて舞え」も一番聞いていたアルバム「人気者で行こう」の楽曲。この曲もあまりこれまで演奏されてこなかった隠れた?名曲との自分の中での扱いだったのでライブで聞けて嬉しい驚きだった。「顔」から「Computer Children」までは2枚組のアルバム「Kamakura」の楽曲がなんと4曲続いて演奏された。
「死体置場でロマンスを」「Computer Children」はサザン年越しライブ2014「ひつじだよ!全員集合!」に続いての演奏になった。また「涙の海で抱かれたい」のシングルに収まっていた「ドクダミ・スパークのテーマ」もPV風映像が発売から10年たったこのタイミングでイメージ通り映像化され素敵でした。
18. 栞のテーマ ~ 20. 真夏の果実
18. 栞のテーマ
19. あなただけを ~Summer Heartbreak~
20. 真夏の果実
夏を感じるコーナーということで選曲された3曲。「あなただけを ~Summer Heartbreak~」はとても管理人の思い入れのある曲で、ライブでは久しぶりの選曲ではなかろうか。次の「真夏の果実」まで続いて涙腺が爆発してしまった。
21. おいしいね ~傑作物語 ~ 24. ブリブリボーダーライン
21. おいしいね ~傑作物語
22. Soul Bomber (21世紀の精神爆破魔)
23. 01MESSENGER ~電子狂の詩~
24. ブリブリボーダーライン
21.からはいらなかった曲コーナーとSNSなどでコメントされていて寂しかったと自虐的に言っていたが、サザン中期のアルバム群からの選曲で松田弘も楽しかったと代通でもコメントしており、ロックンロールナンバー群オールドファンとしてはレアでコアでよかったなぁ。
「Soul Bomber(21世紀の精神爆破魔)」 は、12th「Young Love」収録、「01MESSENGER」は13th「さくら」収録、「ブリブリボーダーライン」が11th「世に万葉の花が咲くなり」収録
「おいしいね ~傑作物語」 は、「みんなのうた」のB面の曲で商業的に曲を出すことを強要された(というか契約があった)ことから音楽業界を皮肉った歌詞という問題作ということもあり滅多にやらない曲なんですよね。
1曲目の「Tarako」といい、kamakura収録の4曲とこのコーナーの選曲がこのツアーにおける桑田さんからのメッセージだったのだろうか。現役としての意地もあるし、ヒット曲を並べるだけでなくどこかでファンを裏切ることで予定調和のライブばかりはやらねーというか。
有名なヒット曲がっつりのライブもいいけど、昔からのファンに向けた(と思われる)こういったレアでコアな選曲の聞かせるライブもありだなと特に今回は感じたツアーであった。
また「古い曲も楽しんでやれるようになってきた」とか「昔はいやだった曲も1周して味がでてきて面白い」いった発言も最近はあって今後も色々と懐かしい曲をライブでも聞けそうである。
25. 道 ~ 32. マンピーのG★SPOT
25. 道
26. 栄光の男
27. 東京VICTORY
28. アロエ
29. マチルダBABY
30. エロティカ・セブン EROTICA SEVEN
31. ボディ・スペシャルII (Body Special)
32. マンピーのG★SPOT
なんと「道」から本編最後の「マンピーのG★SPOT」までは一気に走り抜けました。これぞサザンのライブ。
「道」は、ギター1本で唄いきるボーカリスト桑田の圧倒的な存在感に痺れました。「栄光の男」も連続演奏中。ミラーボールの登場で「東京VICTORY」では会場が一体になってライブの盛り上がりは最高潮に達する。そしてこのツアーの看板的な曲「アロエ」独特の世界観が爆発する。全身黒づくめのダンサーのこっけいな振りを一生懸命真似する。繰り返しのディスコビートが耳から離れない。「だから勝負、勝負、勝負出ろ!! 勝負に行こう!!」思わず口ずさんでしまうフレーズが繰り返されアドレナリンがあふれ出る。ライブの定番曲になること切に希望する。そしてフィナーレに向かって「マチルダBABY」から始まって、「ボディ・スぺシャルII」に行って最後は「マンピーのG★SPOT」が本編の締めでした、灼熱ツアーと似た並びで「勝手にシンドバット」が並びにいないのがさみしい。
en1. 匂艶 THE NIGHT CLUB ~ en4. 蛍
en1. 匂艶 THE NIGHT CLUB
en2. ピースとハイライト
en3. みんなのうた
en4. 蛍
「アブダ・カ・ダブラ(TYPE 1)」の音源が流れチャップリンの映像後にメンバーが登場してアンコールが開始する。ドーム前のツアー前半は、アンコールの1曲目は「C調言葉に御用心」だったようだ。1回だけ「チャコの海岸物語」だった会場があったようだがドーム公演からは「匂艶 THE NIGHT CLUB」が選曲されている。この曲のグルーブや後半のコール&レスポンスがとても心地良い。そしてビックハンドも登場。そして2曲目は、「ピースとハイライト」今回のツアーは、前回ツアーの誤解を完全否定するかのごとく平和への強いメッセージを感じるものになった。
3曲目は、約束のイントロでのOvertureが始まる。お待ちかね「みんなのうた」だ!!
あの日から何度目の夏が来ただろう
出逢ったり 別れたり くり返し
なつかしい 友の顔 忘れ得ぬ姿
ここにいる幸せを かみしめて
命の重さ見つめて
遠い悲しみの果てに
涙の数だけ人は
強くなれる かもしれない
美しい思い出も 大切だけど
人生はこれからを夢見ることさ
愛する人よ
このツアーでも、全員に配るLEDライトによる演出があり、最後は会場全体に蛍が舞うかのような
光の光景と共にじっくり曲を聞かせて終わりました。全36曲は、近年でも多い曲数。3時間半はゆうに超す充実感を感じるライブでした。
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