海外旅行のための大きいスーツケース(キャリーバック)の選び方

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スーツケースを買う時に比べるポイント

旅行用の鞄として定着しているスーツケース。空港だけでなく新幹線などでも当たり前のように見かけます。キャリアを使えば重い荷物を持っての移動も楽に行えるため、国内出張や修学旅行などにおいてもスーツケースを使用する場面が多くなりました。

管理人も出張用にコンパクトなものを購入。その後キャリアの動きが鈍くなったことでメインで使用していたものの買い替えとこの数年で何と3つもスーツケースを買いました。最後のひとつは、大学生の息子が海外研修で10日ほどヨーロッパへ短期留学の旅行をするために、ちょっと大きめのスーツケースを買いました。少しの期間あれこれと実店舗をみたりネットで情報を収集したりしたのですが、購入にあたって店員さんに教えてもらった選択のポイントがとても参考になったので整理して、スーツケースの選び方をここに記載してみようと思います。

見た目のデザインや色といった部分、また価格面は選択における重要なファクターではありますが、この記事では主に機能面に絞って話を進めます。鞄は直感で気に入ったものを買うのが一番なのかもしれませんが、迷った時の一助になれば幸いです。

エース Aceのスーツケース(キャリーバック)

スーツケースを買うにあたっては、最初に決めたのはメーカーでした。沢山あるメーカー間の比較をするほどこだわりもなかったので、鞄メーカーとしては老舗で国産。(メイドインジャパン)価格帯の品揃えも豊富だったので迷うことなくエースブランドからというのは最初に決めて探しました。キャリアの動きが悪くなったこともあったので安心感からも信頼できるブランドのチョイスとなりました。

実店舗とネットで比較も行ったのですが、エースの鞄はネットでは定価販売が基本になっており価格での比較を行う必要がないのもよかったと思います。イトーヨーカドーとか丸井でのセールはたまに見かけますが、価格もほぼ一定で値段が気になるほどではなかったです。予算感を決めることができた大きな理由でもありました。

最初にデザインで気に入ったのは、このオーバルというシリーズでした。しかしいざ購入するにあたって、90Lの大きなサイズはデザインだけで決めきれなかった店員さんからの機能面でのアドバイスがありました。そのアドバイスとは何か、結果最終的にどういったタイプのものを買ったのかを書いていきます。

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大きさ以外の比較項目は形状・鍵・中身など

では実際に最終的なお気に入りの1品を決めるための選択肢を絞り込んでいく方法を記載します。

サイズ・大きさ

最初は大きさから決めて行きましょう。スーツケースの大きさはリッターで測られて表示されています。このリッターで中に詰めることができる荷物の量を比較することができます。欲しいサイズについては、これくらいという範囲があっても構いません。利用目的として、1週間分より多いのか少ないのか、1人分の荷物なのか複数人を想定しているのかといったことでサイズはある程度決まってきます。何泊用みたいな表記がされているのでそれが参考になります。

2つの形状(ファスナーとフレーム)と特長

スーツケースの形状としては、鞄を広げるために開ける部分がファスナー式(ジッパー)のものと、アタッチメントによってワンタッチで開くことができるフレーム式のものがあります。この違いによる特長を理解するとキャスターバックの選択を前に進めることができると思います。フレーム式は、スーツケース本来の形状であり、航空機の預かり荷物として少々乱暴に扱っても壊れない丈夫であることが一番の特長になります。それに対してファスナー式は、鞄の周りをぐるっとファスナーで繋ぐことになるので大きいサイズになると開け閉めが大変になります。まち幅を変えることでサイズを変更できるタイプもあります。行きは小さく移動が楽に、帰りは荷物が増えても大丈夫という使い方ができるのはファスナータイプならではになります。ファスナー部分は布製になるので、ナイフで切られるなどの事故がたまにあるとのことで海外旅行などで使用する場合は注意が必要だとか(そうそう壊されることはないと思いますが)

ファスナー式はハンドルをファスナーの横に取り付けることになるので、鞄の中心からすこしずれた部分につくことになります。小さいサイズでは気にならないようですが、大きいサイズで重くなる場合にはバランスをとりにくいことがあるので注意が必要みたいです。

比較項目ファスナー式フレーム式
サイズ小~中サイズ
サイズアップの可変タイプあり
中~大きいサイズに有利
重さ軽い
ファスナー部分を切られることも   
重い(丈夫)
セキュリティー高い   
ハンドルの位置  ファスナーの横真ん中
デザイン性流線形にしたり模様を入れたり
加工された個性的なデザインが可能
画一的な形と素材
つるっとしたデザイン
キャスターバック比較

鍵や仕切り

大きさを検討する際には、スーツやくつを入れるのかどうか、実際にキャリーバックのどこに入れるかをイメージして考えるとサイズ感は検討しやすいと思います。

鍵にもダイヤル式と鍵を持ち歩くものがあるので、好みで選ぶことができます。ダイアル式は番号を忘れてしまうと交換が必要になります。鍵は無くしても同じ番号のものを手に入れられることがあるようです。またダイヤル式でも鍵穴があるものがありますが、これはTSAロックのための穴ですので使用時にはダイアルのみで開けることが可能です。ぶつけた際に壊れないことが重要なので鍵の形状が鞄の面より出ていないものが良いようです。

なおTSAロックは、空港で検査官が中身を確認するために専用の鍵でケースを開けるためのものです。

使い勝手の面では、仕切りがいくつに分かれているかによって荷造りのし易さを、荷造りの際に雪崩がおきないように中仕切りが両面についているかといったことがチェックポイントになります。

選んだ一品と決定に至った理由は

デザインで一目ぼれしたOVAL(オーバル)というシリーズがあったのですが(上記の写真のもの)サイズが大きい場合には、思った以上にファスナーの長さが長く開け閉めが大変そうだということと、軽くするためか素材が柔らかく小さいサイズの場合には気にならなかったのですが力を入れるとへこむなど丈夫さの面でフレーム式を選択しました。

フレーム式で丈夫な素材のものをチョイス。デザインでは変わり映えしないのでカラーを個性的なものにということで、ツートンカラーというのと、ハンドル部分もカラーが美しいと店員さんに勧められたZ.N.Yというアメリカのブランドのものになりました。

しかし2月下旬に購入した数日後にコロナ騒ぎが本格化していき3月の旅行は中止となりました。まだ未使用の状態で家の押し入れに眠っているキャリーケースが早く使用できるようになるといいのですが

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